初心者のランニングとマラソンと自転車とかのトレーニングブログ 11月から2月は10kmのマラソンや駅伝、3月以降は自転車のチームエンデューロ、ヒルクライム大会へ出場してます。

106月/090

サイエンス・オブ・ランス・アームストロング



DVDのタイトルとカバー写真的にランス・アームストロングの科学的トレーニングメニューへのアプローチ法とストイックなトレーニング光景が数多く収録されているではと過度の期待を寄せてしまった。

実際の内容はディスカバリーチームの自転車開発時の映像が大半を占めていてなんとも淡泊である。

ガンが判明したときのランスの様子を母や元コーチ、友人にインタビューし、彼の奇跡の復活を皆でたたえているが、これらはすべて文庫本化されている「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」に掲載済みのストーリーであり件の本を既読の方には不要なものだ。

F1マシンさながらの風防実験、ねじ一本にまでこだわった軽量化などチームとしてどれだけ多くの創意工夫と試行錯誤を重ねているのか。

ランスの乳酸値、酸素接種量、心肺機能など彼の身体能力の高さを映像で改めて知りたい。(とはいうもののランス自身のトレーニング光景はほぼ皆無で数字の羅列のみ)

そんな方のためのDVDであり「サイクルトレーナーをこぎながらランスと一緒にトレーニング」的なDVDではない。

それ目的のヒトは私のようにはやとちりして購入しないようご注意あれ。

唯一新鮮で印象的だったのは彼がなにげなくドーピングについて語ったシーン。

「クスリやるよりトレーニングする方が手っ取り早いよ」とサラッと答えていた。

力の抜けた様子でサラリとそういいのけた彼はやっぱり素敵なのであった。

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